眼鏡収納箱

写真と長くなりそうな話の物置

速くて格好いい自動車を見に行ってきた

先日、性懲りもなくまた単焦点レンズ(しかも古い)を購入してしまい試し撮りをしようと思っていたところ、静岡県某所で24時間耐久レースなるものが実施されると聞いたので唐突に行ってみることにした。

サーキット自体地方のミニサーキットくらいしか見たことがなく、実際にレースをしている自動車は初見な上に開催場所も当然初めてで何も分からなかったので、撮影場所は適当に歩いてよさそうな所で撮る感じにした。なお、記事の中身は自動車素人なので色々間違っているかもしれない。

 

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初っ端から耐久レースと関係ないが、こちらはサポートレースとして開催されたフォーミュラ・リージョナル選手権という競技の車両。最近レースのカテゴリが変わったらしく名称がややこしいが、簡単に言うと今年から始まった新しいカテゴリで、国際自動車連盟が行うフォーミュラ1を頂点としたクラス分けのフォーミュラ3とフォーミュラ4の間に位置するワンメイク車両のレースらしい。会場で簡単な説明はあったが、調べてみると名称が色々変わってみたりインディカーやスーパーフォーミュラといったこれ以外のクラスというか競技があったりと素人目には分かりにくかった。ともかく、いわゆるオープンホイール形式の自動車のレースを見るのも当然初めてで、速度は上位クラスよりは遅いのかも知れないが、地面に張り付いたままコーナーを鋭く回る所は普通の自動車と違っていてなかなか面白かった。

 

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余談になるが、導入時にこの手の自動車の写真を撮影している人が嘆いていたドライバー保護用のHALOも初めて見たが、確かにしっかりヘルメットにピントを合わせたい場合にはかなり面倒な位置だとは思った。個人的にもピント合わせまでする腕はないが、ドライバーの頭が隠れてしまうとちょっと残念なのは確かな気がする。とはいえドライバー保護には有効な装置らしいので、多少見た目に影響があっても安全性を優先するのは自動車競技の維持発展のためにも重要だと思う。

 

 

ここからは本題の24時間耐久レースで、正確にはスーパー耐久シリーズの中のレースのひとつとして行われているそうだ。昨今の情勢で開催が遅れており、数か月遅れでようやく第1戦である本レースが行われたとの事。おそらく他の自動車競技も延期/中止や無観客での競技が多数だったであろうし、楽しみにしていたファンの方々も多かっただろうと思う。

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これはウォームアップ走行時の写真だが、色々な車格の競技車両が走っていて割と驚いた。各車両は競技車両カテゴリや排気量でクラス分けされていて、ゼッケンの上に“ST○○”の形で記載がされているそうだ。FIA GT3と呼ばれる競技用ツーリングカー上位カテゴリの車両クラスであるST-Xから排気量1500cc以下の小型車両クラスであるST-5まで8つのクラス分けがされているそうで、大柄なツーリングカーが来たと思ったらコンパクトカーが続いてくるなど結構面白い競技になっている。

 

以下印象に残った車両をいくつかまとめておく。

 

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これはピットイン中に若干燃えたりしつつも本レースで総合優勝を果たしたHIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3。

 

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DAISHIN GT-R GT3。予選でクラッシュしてしまったらしいが、決勝ではそんなそぶりもなく元気に走っており他車と接触したりしつつも総合3位との事。

 

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DENSO LEXUS RC F GT3。名前と車両でこれは速いのだろうと何となく思ったが、総合2位でやはり速かった。

 

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1台だけ明らかに雰囲気がおかしかったケーズフロンティア SYNTIUM KTMKTMのX-BOW GT4という車両で、確かにこのカクカクっぷりはKTMかと素人ながら思った。残念ながら終了直前でリタイヤしたそう。

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DXLワコーズNOPROデミオSKY-DとDXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D。アクセラの方が結構黒煙吐いててディーゼルかなと思っていたら本当にディーゼルだった。今までも燃費などエンジンの利点を生かしたレース運びで結構健闘しているらしく、特にデミオは今回最小クラスのST-5で優勝している。以前あったCR-Z GTでも少し思ったが、あまり競技向けと思われていない車両がこういったレースに出てくる方が、一般車両とのつながりを感じられて面白いと思う。

 

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一般車両とのつながりという意味では、この埼玉トヨペットGBクラウンRSもかなりインパクトがあった。街で普通に見かける大型セダンのイメージなのに、こちらもクラス優勝という事で実際速かったのも面白い。

 

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クラス優勝かつ全体でもそこそこ上位となったROOKIE Racing GR YARISの写真が確認すると後ろからのものしかなかった。同じチームでこれまたクラス優勝のSUPRAは撮れていたので、カラーリングで判断して撮ったものだと思って流していたらしい。

 

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J'S RACING☆FIT。大体例のBMWのせいだが、この手のキャラクターが書かれた車両はもっと普及しているのかと思ったがそうでもなかった。順位は先述のマツダ勢の次に入りクラスでは2位。

 

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もうちょっと上位に来るかなと勝手に思っていたD’station Vantage GT3/GT4。特に777号車GT3の方は途中でハブが折れたらしくタイヤが転がり、修理後も再発してリタイヤしてしまったそうだ。写真自体は通るたびにアストンマーティンだとはしゃいでいたので一番撮影枚数が多かった。

 

 

他にもそこそこ撮っているが多くなってきたのでこれ位にしておく。始めに書いた通り使用したレンズは今回入手した古いものと、元々持っている新しいものを使い分けたが、出てきた絵を見る限り古い方も腕の都合を除けば遜色ない写りだった。ただ連写速度がかなり落ちてブラックアウト時間が長く、追いかける動作が勘になってしまうのが今後の課題。あと2本持ち歩くのは重量的に疲れる。

また今回はレンズの試し以外に流し撮りの練習も兼ねていて、シャッタースピードはおとなしめで一通り撮ってみた。結果としては歩留まりは今一つで、特に距離が近いので振り抜く速度が飛行機と比べても早くかつ速度が大きく変わるのがなかなか難儀するところだった。古いレンズのブラックアウト時間と合わせて要練習か。

 

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余談だが、プロテクトフィルターを付けているせいかヘッドライトが直撃するとこんな感じにゴーストができてしまった。また他の写真もよく見ると、レンズに関係なく強い光源の点対称位置に軒並みゴーストがある。天気が微妙だったので撥水機能狙いでつけたままにしていたが、やはり外した方が無難そうではある。レンズ前玉に防汚コーティングがされていればフィルターを付ける理由はないので、コーティングしてあるレンズが少し羨ましい。

 

以下おまけ。

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