眼鏡収納箱

写真と長くなりそうな話の物置

今年もあぜ道が赤く染まる季節がやって来た

今年もお彼岸と言うことで、あちこちで顔を出すヒガンバナを色々と見て回った。

 

こちらは少し前に台風が近づく雨の中見に行ったもので、レンズは往年のフォーサーズマクロ。相変わらずの写りで赤の発色もきれいに出たように思う。

 

雨粒が丸ボケになるのが面白くて開放で撮影したが、天候が悪かったおかげで色収差も目立たずに済んだ。

 

これは余談になるが、こちらのフォーカスを動かしただけの二枚、手前のヒガンバナに合わせた方は背景の緑が妙に濃くなって見えるのだが気のせいだろうか。EVF上では更に発色が良く違和感が凄かったので彩度を落とそうかと思った位だった。ボケた結果として鮮やかというか深めに混ざったのかも知れないが、実際の葉の色だともっと薄い方がイメージに近かった、という話。

 

ここからは別の日、別の場所で。レンズは評判が悪いと評判の最新の準標準単焦点。絞っても解像度などの恩恵が少なく、開放で使わないと存在意義が薄れてしまう気がするので以降はほとんど開放で撮影している。

 

ボケのよさが大きな利点のはずなのだが、少なくとも前ボケはあまりきれいには見えない。単純に被写体の問題な気もするが。

 

後ボケの方はさすがにきれいだろうか。個人的にはもう少しふんわりして欲しいとは思う。

 

先のマクロレンズと比べるとボケはきれいだが、ピントの合った被写体の存在感は後塵を拝する、といった所か。そもそもマクロレンズと比べるレンズではないのだが、距離が離れると解像度のネガティブ面が強調されてしまうので、どうしても近づいてボケを重視したくなる。

 

これは近場ではないが、昨年から目を付けていたヒガンバナが多く見られる公園に行ってみようと思っていた所、先日は時期尚早、そして今回は遅くなってしまい結局撮り損なってしまった。仕方がないので街灯の光で無理やり撮影してきた、という写真。街灯の色温度の違和感さえなんとかなれば、これはこれで良い絵になりそうな気がしないでもない。

 

 

 

 

以下おまけ。

引き続きコスモスが見頃なのでこちらもいくつか。やはりボケにもう少しやわらかさが欲しい気がする。

 

開放なので中央もそれほど解像していない感があるが、ここではその甘めな描写自体も悪くないとは思う。