昨今の情勢に合わせてイベント事も増えてきた所、丁度予定が合ったので久しぶりに横田基地の友好祭へ行ってきた。
しかし、毎度のことながらイベントに気付いたのが数日前で特に準備もしていなかったので、軽く見て回って早めに帰るいつものパターンになった。なので写真はかなり少なめになっている。なお、今回は超望遠単焦点とコンデジ単焦点という無謀な組み合わせて撮影したので、設定の違いもありアップと引きで特に明るさが大きく異なる。
今回は初日の土曜日に行ってみたのだが、天気が比較的悪い予報だったので人出が少ないかもと期待してた所、見事に外れていつも通り大勢の入場者がいた。この手のイベントで、開場1時間前のようなちょっと早い時間に到着するのが、一番待ち時間というか待機列が長くなるような気が何となくしている。
アラスカから飛来の米F-35。マッチョと言うかコンパクトでありつつ各所が盛り上がっているようなスタイルと機体表面の質感の組み合わせがとても格好良い。垂直尾翼の編隊灯後ろの塗装が剥がれているが、継ぎ目はやはり抵抗が大きかったり塗装の乗りが悪かったりするのだろうか。
今回初めて見た外付けレールランチャがいかにもなステルス感があってとても格好良かった。レール部分が機体外側に傾いているのは何か意味があるのだろうか。
AH-1ZやUH-1Yも間近で見れた。国内でよく見かける同型機と比べるとエンジン周辺の分厚さが印象的ではあるのだが、ローターの折り畳みヒンジの位置がブレード根本からかなり離れているのも結構目立つ。
韓国の烏山から在韓米軍のF-16。新しめの機はAIFFのアンテナが風防前についているイメージだったのだが、この機はついていなかった。今回展示されていたF-16系ではこのAIFFアンテナなしの機の他、アンテナ4本、アンテナ5本(F-2)とこの部位だけでも色々とバリエーション豊かになっていた。
North DakotaはGrand Forksから第348偵察飛行隊のRQ-4。前回撮影した時も思ったが、主翼が長すぎて正面方向から撮影すると全体が入らないのがちょっとした悩み所。かといって真横からだとその主翼の長さが分からずこれまた微妙な映りに感じる。
こちらは確かKC-135の機尾なのだが、空中給油機材が重いのかジャッキが伸びていて面白かった。
機齢の経過に伴う補強なのか分からないが、段差が凄いことになっている。
C-17の機内にあったこの銘板は、朝鮮戦争で亡くなった軍人の遺骨を輸送した際の記録だそう。機内にこのような掲示があるのは大きな輸送機ならではと言った感じで、何となく船舶のような印象だった。
変わってこちらは航空自衛隊のCH-47。機首が開いて気象レーダーのアンテナが見えていたのが珍しかった。電子走査アレイではないので当然なのだが、こうして見るまでは何となくジンバルなしで固定されていると思っていた。
こちらはブルーインパルスと”レッドインパルス”の共演。T-4の赤い塗装はもっと普及して欲しい位には好み。
飛行展示もあったのだが、せっかく望遠レンズを持って行ったにも関わらず適当にうろついていたためほとんど撮影できていない。(多分)CV-22が機首方向を回転させながら滑走路上を飛行していたのが他のヘリでも見かけない動きで面白かった。
ここでちょっとおまけのカメラの話。今回はOM-1のいわゆるフォーカルプレーンシャッター歪みがどのような感じになるか試すために電子シャッターでヘリを撮影してみた。こちらはシャッター速度1/1600秒である程度止まるように撮影してみたが、どちらのローターブレードも結構な曲がり具合になっている。
テールローターのアップ。こちらは1/2000秒で概ねローターの動きを抑えてみたが、やはり写真の上から下に行くにつれてずれが生じている。
しかし、例えばこちらはシャッター速度1/200秒での撮影だが、このようにローターを回転させたり、ある程度距離が離れているなど条件によってはあまり目立たないこともあった。今回は高速飛行する航空機は撮影できなかったが、ローターより速い速度で飛行する機を撮影する場面もあまりないとは思うのでそこまで目立たないかも知れない。
閑話休題。めぼしい展示機の写真は以上で、ここからは航空機以外の写真をいくつか置いておく。
仕事中の車両など。今回自分がいた時間には消防車の放水などはなかったので少し残念。
自転車でのパトロール。本邦の警察ももう少し格好良い自転車とそれに見合った制服が普及してもいいのではと思う。
CV-22の脇に展示してあったかご。この説明を見る限り人員のピックアップなどで使用するもののようだが、ヘッドレストがなければ見た目がただのかごなのでちょっと面白い。
と言った感じであまり面白い写真は撮れなかったが、数年ぶりの横田基地をお祭りのような雰囲気と併せて楽しめた。地元民ではないのであまり長居はできないが、いつかは花火が見れる位ゆっくりしたいと思っている。