眼鏡箱

写真と長くなりそうな話の物置

久しぶりの艦艇見学

先に書いた航空祭もそうだが、最近は少しづつイベント事も再開しつつあるところで、海上自衛隊の国際観艦式に合わせたフリートウィークで少しだけ艦艇を見に行けたのでその記録。

 

今回は護衛艦「しらぬい」と潜水艦「たいげい」を見に行った。連休隙間のこの日は他の休日より少なくこの二隻のみの公開だったが、それでも久しぶりに艦艇を見れるのでかなり楽しみにしてきた。

 

以前佐世保で見学した、「あさひ」以来に見るあさひ型護衛艦になった「しらぬい」。窓の下にあるホース状のものは洗浄か送風をするのだろうか。

 

外観形状のちょっと不思議なポイント。ヘリコプター格納庫側は別の作りと言った感じなのかも知れない。

 

護衛艦のこの旗も大漁旗でいいのだろうか。他の護衛艦もそうだが、艦固有のグッズ的な小物があるのがどこも見ていて面白い。

 

最近はあまり数を載せていない気がするSSMとCIWSCIWSはSea-RAMに順次更新されるのかと思っていたが全くそんなことがなかった。

 

以前「あさひ」を見学した時も思ったが、FAJやMODは完全に知らない装備で知識の古さを感じたりしていた。MODに至っては久しぶり過ぎて魚雷発射管と勘違いした位だったりする(魚雷はこれより艦首側)。

 

こちらは艦橋ふもとにあるRWS。実際の所、人力運用をしない前提なら砲塔のような形で常時設置としたい気もするがどうなのだろうか。

 

5インチ砲と薬莢の打痕。よく考えると砲身の上側に排莢口があると砲身に薬莢が当たるのではと思ったが、実は斜め左方向に排莢されるらしい。

 

最近はロービジの艦番号が主流みたいだがこれはこれで格好いいと思う。

 

 

こちらは潜水艦「たいげい」。こちらは艦番号は完全に消してあるが跡がまだ残っている。潜水艦を間近で見るどころか上甲板まで乗れるのは初めてなので、実はしらぬいより勝手に盛り上がっていた。

 

近くで見るとタイルや開口部、ハッチ類などで予想以上にメカメカしい見た目だった。X舵も初めて生で見ると根元が海面下なのもあってとても不思議に見える。

 

デコイは魚雷発射管から射出すると思っていたのだが、上甲板の斜めハッチから発射するとの事。また、艦橋以外にも複数内殻と繋がるハッチがあって、緊急時以外も普段からの出入りに使用できるのは知らなかった。

 

甲板上は安全上撮影禁止だったが、上に乗れるだけでもかなりいい体験ができたと思う。意外と滑りにくそうな表面だったが、やはりまれに滑り落ちる人もいるらしい。もちろん実際の航海中に作業をする場合は救命胴衣を着たり外殻にあるレール上の溝、手すり状の部位に安全帯的なものを繋げるそう。

 

時折アンテナや舵を動かしたりと充実のサービスだった。潜望鏡はさすがにあまり見せられないのかも知れないが、ちょっと見てみたかった。

 

 

と言うわけで短い時間だったが久しぶりの艦艇見学を楽しめた。先にも書いたが潜水艦の上に乗れたのが特に印象的で貴重な機会だったと思う。

 

 

この日公開していた艦艇はこれだけだが、周辺に色々艦艇が停泊していたのでそちらも少し見て回った。

 

大さん橋にいた「いずも」。最初の改装を終えてからは初めて見た。

 

ただ全通甲板なだけだとそれほど空母だとは思わないが、張り出したキャットウォークやエレベータにはとても空母を感じる。

 

こうして見るとなかなか威圧感のある艦尾側。真後ろからの標的は双方で射撃するのだろうか。

 

左から「くにさき」、「もがみ」、奥が「あたご」と思われるがロービジのおかげか艦番号が全然見えなくて若干自信がない。くにさき艦上には輸送防護車なども見える。

 

手前の「くまの」と「せとぎり」はわかるが、奥の方はよく分からなかった。

 

 

遠すぎてうまく撮影できなかったが、他にもスピアヘッド級輸送艦やビクトリアス海洋観測艦などの双胴艦もいたりととても賑やかな横浜港だった。今後は少しづつイベントが再開されて、艦艇を見る機会も増えるといい。