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写真と長くなりそうな話の物置

初めての入間基地航空祭

先日開催された今年度の入間基地航空祭は抽選制で来場人数を制限して行われたが、あまり期待せずに応募したら運よく当選していたのでありがたく見に行くことにした。

 

今回の航空祭は他の基地同様数年ぶりの開催だそうで、情勢を踏まえた制限付き開催ではあるが楽しみにしていた人も多かったのだろうと思う。自身はそもそも入間の航空祭は初めてなので猶更楽しみにして出かけたのだが、基地周辺の土地勘が全くなかったのでどうやってたどり着くかを調べるところから始めることに。基地内での航空機の見え方もよく分からないので、レンズもとりあえず長い方と標準ズームで様子を見る感覚で気楽に楽しむことにした。

 

最初は飛行点検隊のU-125とU-680A。どちらも他の空港や基地で見かけたことがあるが、同時に見るのは初めて。

 

民間機ベースとは言えなかなか軽快に飛行するのが見ていて気持ちいい。

 

U-125と比べてU-680Aは心なしか細身で印象。個人的にはU-125の若干ずんぐりしたシルエットからの俊敏な動きも結構好きだったりする。

 

 

こちらはヘリコプター空輸隊のCH-47JA。航空自衛隊のCHが吊り下げをしているイメージがあまりないが、見ないだけで結構行われているのだろうか。

 

 

T-4も色々なフォーメーションで元気に飛んでいた。いわゆる”レッドインパルス”な塗装の機体はよく考えるとあまり見たことがなかったような気がする。


そしてサイズ的に主役ポジションだった気がする輸送航空隊のC-2。個人的にマッシブなデザインや塗装含めてかなり好きな機体で、全自衛隊機の中でも一二を争う格好良さだと思っている。

 

因みに滑走路を挟んだ奥には怪しいRC-2も駐機してあった。さすがに近くて展示するのは難しいのだろうか。いつか飛行する姿も見てみたい。

 

飛行もかなり気合の入った機動をしていて大きな機体なのもあってかなりの迫力だった。が、場所とレンズの焦点距離の都合であまり上手く撮影できなかったのが少し残念。


一方古参のC-1も負けずにいい機動をしていた。こうして見るとエンジンのか細さが目立つのだが、小型機に搭載していたものがベースであったりオーグメンタ付でSAAB 37に搭載されるくらいなので当然と言えばそうなのかも知れない。

 

 

U-4は見たこと自体はあるが微妙に印象が薄かったりする。後部の梯子の存在は初めて知ったがどこにつながっているのだろうか。

 

この後に空挺降下やラストフライトの歓迎なども行っていたが、会場も回りたかったので少し早めに滑走路を離れることに。

そして見に行ったのが警備犬訓練展示。これも見るのは今回が初めてだったりする。

 

動物を積極的に撮影するのも初めてだったが、やはり追いかけるのがなかなか大変だった。

 

爆発物や人間の臭いを探しだす賢さと不審者に襲い掛かるどう猛さが同居するのが警備犬の魅力だろうか。

 

因みにこれらの撮影ではせっかくなので被写体認識「動物」を使ってみたのだが、今回に関しては自身が被写体を追いかけられれば概ね不満のない結果だった。特にこの状況だとハンドラーや不審者役、背後の観客なども見えるので便利そう。さすがに動きは早いのでAF追従感度は若干高めにすると良いかも知れない。

 

 

以下地上展示など。

 

埼玉県警のBK117。最新型のD-3で、納入されてまだ半年も経過していない文字通りの新鋭機。もちろん外観もピカピカで格好良かった。

 

光の加減の都合なのか、CH-47の迷彩塗装の中でこのオリーブ的な塗装に何となく違和感を覚えた。

 

地上展示のUH-1に赤外線妨害装置が取り付けられていたが、あまり普段から載せているイメージがなかったので新鮮だった。

 

ペトリオットのこの左右のキャニスタの違いは弾種が違うのかと思っていたが、左の4発セットが右の単発に変わっただけだったのを今回初めて知った。

 

搭乗前の空挺団の方々。

 

 

といった感じであまり良い写真は撮れなかったが、何だかんだ初めての入間基地で久しぶりの航空祭を楽しめた。今回である程度感覚が分かったので、次回行く機会があればレンズの種類などもうちょっと準備して行ってみたいと思う。

 

 

余談になるが、地上展示の戦闘機も見ての通りしっかり機動をしつつすぐに帰ってしまったので、滑走路で粘っても良かったなとちょっと後悔したりもした。

 

 

更に余談だが、今回OM-1の不具合が新たに見つかったのでこれも書いておく。これも結局EVFの異常なのだが、画面にピンクがかった帯が上からいくつか垂れ下がったような見え方というちょっと説明しにくい状態が発生した。すぐ消えたので恐らく再現性はなさそうなのだが、今までの傾向を鑑みるとやはりEVF自体もしくは表示の制御が微妙な感じがする。また、AFの抜けというかAFの範囲には確かに入っているけどわざわざ範囲の隅っこに合わせてしまう現象も割とよくあり、「S-AF中央優先」みたいな機能があってもいいかも知れないなどと思ってしまう。それから微妙に気になるのがピーキング表示が脈動する現象で、AF抜けがあるのもあってAF後に人力修正する時に結構邪魔だったりする。次のファームアップで何か修正されるだろうか。