海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」型には、エアクッション艇「1号」型が2隻(という表現が正しいのかは分からないが)搭載されている。先日、静岡県は沼津市の今沢基地(沼津海浜訓練場)と呼ばれる場所でそのエアクッション艇、LCACの上陸訓練が実施されたので見に行ってみた。
当日は天候が悪く、今回訓練を実施した輸送艦くにさきは全く見えず、雨で視界の悪い中からLCACが出てくるような状況だった。
今回は別用がありあまり長居しなかったが、見ていた限りだと特に積載物はなく、LCACの上陸訓練のみだった。
先述の通り天候が悪く霧のような視界の悪さだったので、洋上に出ると音しか聞こえなかった。
上陸後や洋上で待機する場合は下部のスカートはこのようにつぶれてしまうが、逆にここからスカートが膨らんで動き出すのもロボットが動き出す準備をするかのような動きで見ていて面白い。
膨らんだスカートの図。天候にもよるがこのように浮揚している状態では海面の影響は少なく特に直進するだけなら比較的快適だが、洋上で待機中等海面に直接接している場合それなりに揺れるらしい。確かに浮揚していなければただの大きないかだと言えばそうかも知れない。
LCACは通常地面や海面から浮揚しており、推進や制御を上部のファンやスラスターで行うため、船体や操縦についても若干航空機に寄っていると言われている。ジェットエンジンでファンを回して浮いていると書くと、確かに航空機みたいな気はする。
今回撮った写真は以上だが、あまり多くはない上に見栄えの良いものも少ないので、以前撮った写真をついでに置いておく。
HDDの中からいくつか引っ張ってきたが、こうして見ると結構な回数見に行っていたらしい。次は天候の良い時にまた見てみたい。