最近の色々な情勢のおかげで精神的に疲れていた上に、週末も用事が重なって遊びに出かける時間もあまり取れなかったが、引きこもっていてはなおさら参ってしまいそうだったので、少し日に当たってきた。
春と言えば梅や桜が特に有名な気もするが、違った色味で春を感じさせる菜の花。昨年にちょっとした季節イベントをしている場所を見つけてから、すっかり味を占めた感がある。
ハチたちが脇目も振らずにせっせと蜜を集めていた。菜の花を肉眼で見ると透き通るような黄色がとてもきれいなのだが、EVF越しに見るとかなりオレンジ側に寄っている感じがして違和感が大きい。モニタ越しに見る写真はそれより見た目に近いとは思うが、イメージよりはまだ濃いので若干手を入れた。実はこれでもまだ足りないと思っているが、飽和させずに修正する腕がないので妥協していたりする。
先日のリベンジではないが、都合よく梅もあったのでいくつか撮ってみた。背景が同じ梅だったり葉のない木々だと、クールというか落ち着いた絵になりつつも梅とのコントラストがはっきり出て良い感じな気がする。
勿論きれいな青空を背景にした暖かい絵もいい。この日は気温が高く花粉などが多かったせいかあまりすっきりしない空だったが、こうして見るときれいな青空に見えなくもない。
白い梅を背景に少しだけ色の濃い品種もあった。この色は桃とかピンクというのも少し違うと思うが、どう言うのが適切なのだろうか。
河津桜だろうか、こちらは満開と言っていい様子。メジロだけでなくこちらでもハチが元気に蜜を集めていたが、その数が菜の花の比ではなく、木に近づくと羽音が凄くて人によっては気分が悪くなりそうだった。
今回は初めから背景をぼかすつもりだったので、往年の大口径望遠単焦点を持って行った。枝のような細いものはどれくらいボケるといいのか未だによく分かっていない。
こちらはいつもの評判が悪いと評判の広角単焦点。2枚目は囲まれた感じを出したかったが、被写界深度をどうするか悩んだ。遠くはぼかして遠近感を出したいが、そうすると囲まれ感が薄れてしまう気もする。
この日は天気も気温も春らしい日で、少しの時間だったがそれなりに元気になった気がした。まだしばらくは気分が滅入る日々だろうが、少しでも早く多くの人に平穏が戻ってくることを願ってやまない。