眼鏡箱

写真と長くなりそうな話の物置

雨上がりのウメ

前日までの雨が上がって快晴だった週末に、少し早いと思いつつウメを見に行った。

 

先の通り前日までは雨どころか地域によっては雪だったのだが、この日は一転して春の陽気となっており、特に日中は上着を脱がないと暑い位になっていた。

 

この日は人混みを避けるために朝早くに出かけたので前日までの雨の跡が多く残っており、水滴できらめくウメの木々がまぶしかった。

 

例によって今回も歴戦の50mmマクロレンズでの撮影がほとんど。丸ボケの周りがピント面の前後で異なる色付きをしているのがよくわかる。毎度言っているが、この色収差(と絞りの角)がなければ描写は今でも十分通用する位だと思っている。

全体としてはまだつぼみのものも多く、これからが本番と言う感じだった。

見に行った場所は殆どが白い花で、こういった赤い花は結構少なめ。

 

水滴と低い太陽で何か上手い絵が撮れないかと思ったが、あまりアイデアがなく今一つになってしまった感がある。

 

この写真のみ、評判が悪いと評判の某20mmで。設定も若干異なるので色が少し強めに出た。枚数が少ないのは画質の問題より、単純に画角や花の大きさ、距離があまり合わず上手く使いこなせなかったため。

 

木に咲く花で毎度撮る構図。

 

 

しばらく粘っていたが、時間が経つにつれ人出も増えてきたのでウメはここまでにして、少し寄り道しつつ帰ることに。

 

桜祭りが行われるという公園に下見に来たのだが、カワヅザクラがすでに結構咲いていた。

 

手持ちで最短撮影距離近くまで寄ると、上下左右はともかく前後のブレでピントが合わずなかなか上手く撮影できない。

 

この時はメジロが結構近くまで来てくれたのでそれなりに大きく撮影できた。遊んでいるのか縄張り争いなのか元気に飛んだり落ちたりしていた。

 

 

アブラナも結構咲いており、もうしばらくすれば背景が桜色に染まりそう。

 

似た構図だがこちらはハイキーで。アブラナは黄色がなかなか思った通りにならず毎度難儀しているが、こちらは比較的見たイメージ通りになった気がする。できればこれを通常の明るさで表現したい所。

 

本当は雪とウメを絡めて撮影できることを期待していてそれは叶わなかったのだが、結果として雨上がりのきれいなウメが撮影できてよかった。後半は思いがけず季節の花が撮影できたが、こちらは本格的な桜のシーズンになると混雑して近寄れなさそうな場所だったので、その時はここ数年よく行く菜の花の撮影場所にまた行こうと思っている。