眼鏡箱

写真と長くなりそうな話の物置

今年の梅は丁度良い時期に見に行けた

先日のロウバイカワヅザクラと違い、ウメは概ね見頃だったのでその時の写真など。

 

今年は個人的な都合で比較的早い時期に見に行ったのだが、この場所は例年より少し早い開花だったらしく、概ね見頃と言っていい開花具合だった感じがする。今回はいつもの50mm F2 MACROとOM-1の組み合わせが主。

 

仕上がりは先日のカワヅザクラ同様i-Finishの標準もしくは弱にしつつ、全体的に柔らかめの設定にしてある。それでも、相変わらずの解像がとても気持ちいい写りだと思う。

 

この日の天候は快晴とまではいかなかったが、雲は少な目で青空に白い花が映えていた。

 

白以外の梅もありはしたが少なめな上に、見頃はもう少し先と言った感じ。

 

白いウメはこんな感じで、背景に色が少ないのも冬らしさと言うかちょっと寒い雰囲気が出て良いと思う。

 

しかし青空背景もやはりきれい。この日は日差しも強くて花弁が白飛びしそうな位だった。

 

こちらの花は白いは白いが奥の色味が緑系で、スモモの様な花だった。一応梅園のはずなのだが、本当にスモモだったのかも知れない、とこの記事を書くまで思っていたのだが、調べてみるとリョクガクバイという品種がこのような色味らしい。

 

少し見頃は過ぎていたがロウバイもあった。昔はあまり花と意識していなかったので、葉や枝の色だと思い気にしていなかったのだと思うが、今では結構気に入っている花のひとつ。

 

 

さて、今回もサブカメラを持って行ったのだが、合わせるレンズは長い間しまい込んでいた14-42mm F3.5-5.6 EZを投入した。記憶が正しければ、初めて購入したマイクロフォーサーズのボディであるE-M5と同時に入手した、キットレンズの分割販売品だったと思う。

 

画角的にこのような感じの広めの撮影に使用して見たが、やはり50mmの画像と並べると粗さが気になってしまう所ではあるが、単体で見ればそれほど悪くない気もする。

 

ボケはあまり期待できないが、少し絞ればいい具合に精細な写り。

 

今回は50mmとの組み合わせだったので比較的引いた写真を担当させたが、近距離であれば悪くない写りな上、ボケないと言いつつ思った以上にはボケたりと意外に良いレンズだった。ただ、写真を撮りに行くとなると、せっかくなのでと単焦点を選んでしまうので、どうしても出番は少なくなりがちになってしまうのが悲しい所かも知れない。

 

 

最後に、今回はPROMINAR 25mm F1.8にも登場してもらった。以前も書いたが、焦点距離25mmは絶妙に狭くて使いづらい時と、同じく広くて使いづらいと思う事が多くあり、以前持っていた25mmの別レンズは手放したのだが、その後たまたま中古で売っていたのを見かけて衝動買いしたレンズになる。当然画角の使い辛さは変わっておらず、解像はむしろ以前のものの方が上、おまけに大きく重いというレンズになるが、その重さと金属鏡筒を触って嬉しくなるのが主目的のような所はある。

 

自身の持っているオールドレンズを含めたMFレンズは結構暖かめの色が出てくるが、このレンズも同様な傾向で、ウメの白い花が若干黄色く見える。これも以前書いたが、基本的に透明なレンズで色が付くのはコーティングの違いなのかレンズプロファイルでの補正の有無の関係なのか、あるいは収差などが影響するのかはよく分かっていない。

 

元々やわらかめに写る設計との事で解像もそれほど良くないが、花を柔らかく撮るには向いているのかも知れない。持ち出すとなるとどうしても50mmマクロを選んでしまうが、もう少しこちらも使えるようにしたい。