見頃には少し早かったようだが、昨年に続き今年もロウバイを見に行った。
この日は予報では曇りだったので青空との組み合わせは難しいと思ったが、現地についてみると意外と晴れ間もあり鮮やかな写りになった。今回もいつもの50mmマクロを主体に撮影している。
先の通り満開には早い時期だったが一部見頃を迎えた木もあり、わずかに透ける黄色が表題通り青空に映えていた。昨年はなぜかあまり感じられなかったが、今年は独特のロウバイの香りがよく広がっていて、人もまばらだったのでマスクを外して匂いを楽しんだ。
サクラやウメなどでも青空に伸びる一枝な構図が好きで、毎度同じような絵を量産している。
空を見ると背景が鮮やかな青になる一方、地上は枯草とロウバイで暖か目な色味になる。実際には冬なので寒い季節なのだが、この日に限って言えば比較的暖かく現地の雰囲気には合っていた気がする。
この日一番美味しそうな色味だったつぼみ。もちろん食べられる花ではない。
思い出したかのように前ボケを意識した一枚。後ボケの縁にある緑が色収差なのか背景の都合なのかよく分からないが、個人的には結構気になる所ではある。
こちらは花弁の透き通りを写そうと思ったが、逆光が強すぎてフレアがかった一枚。花を撮影する分には柔らかくもなるので、全体的にフレアがかかる分にはそこまで気にしていない。
とは言え花の半透明感を写すだけなら、やはり青空背景の方が無難ではあった。
ここからは例の20mmをサブカメラに付けての写真など。こちらはもっと絞って雲をはっきりさせた方が良かったと思うが、枝の立体感が何となく気に入った一枚。
これもピント的には何が主題なのか分からない写真だが、手前から奥まで花が咲いているのが分かりやすい気がしているので良いかなと思っている。
こちらは手前に焦点のあったより無難な写真のつもりだが、こちらは逆に絞った割に奥がボケていて意図通りにはならなかった感がある。
やはりF1.4なだけあってボケ量は素晴らしいが、画角的に花を切り取る目的では少し遠いので、せっかくならこの描写で望遠(できればマクロにも強い)方向にバリエーション展開してくれると嬉しい、と言う話は以前も書いた。ただ、解像の良さとしては50mmマクロがかなり高性能なので、出ても自身の購入優先順位としては低くなりそうな気もする。そこの所60mmマクロはどうなのだろうか。
最後は50mmに戻ってのウメ。そういえばウメやカワヅザクラもそろそろなので、また出かける算段を付けようかと思っている。
昨年は秋以降あまり身動きが取れなかったが、今年はしばらく自由がききそうなので、こんな感じでまた時々出かけたい。理想を言えば泊りで観光名所などにも行きたいが、懐事情は変わらず厳しいのでそちらはまだ先になりそうだ。