表題の通り、最近あまり使ってなかった標準域の単焦点レンズと入れ替えで、出たばかりの新しい単焦点レンズを導入したのでさっそく撮ってみた。
手放したレンズが標準と言われるいわゆる35mm判で焦点距離50mmに相当するレンズだったのに対して、新しいレンズは最近にわかに流行しているらしい40mmに相当するレンズになる。これまでの50mm相当のレンズは安価で写りも大変良いレンズだったのだが、自分の使い方では狭さが気になり、かといって対象を切り取ったり周囲をボケさせるには足りないという微妙な使い勝手になってしまいあまり使っていなかった。なので散歩で使う際はもっぱら評判が悪いと評判の35mmに相当するレンズをよく使っていたが、今回の40mm相当であれば丁度いい塩梅になるのではないかと思い手を出してみた。また、ブランド名称変更後最初のレンズであり、企業を応援したいという気持ちもある。
今回は所用で行った浅草周辺になる。以前は通りかかった事があるくらいで、見て回れたのは今回が初。
田舎出身なので、こういったちょっとごちゃごちゃした感じを見ると都会を感じる。少なくとも地元では線路が道路を超えて、このように曲がったりはしないと思う。
以前来た時は週末の日中だったので歩けたものではなかったが、今回は人の少ない時間を狙っていったので快適に歩き回れた。それでもまだ人々が歩いているのはやはり都会を感じる。
花やしきという名称は知っていたが、浅草寺のすぐとなりだとは思わなかった。小さいながらも遊園地がここにあるというのが地方出身者としては何とも不思議に感じる。
軽車両ではなく、自転車と人力車に限定しているのは何か理由があるのだろうか。
このように空を見上げると少しかすんだスカイツリーが見えるのは地元の人々には日常なのであろうが、地方の人間としては違いを感じる所。
そのスカイツリーに引き寄せられて隅田川沿いまできたので少し歩いた。皇居周辺もそうだがこちらもランナーが多くて都会を感じる部分。
そして結局両国まで来てしまった。歩いて行ける範囲で色々なものがあるのがいつも羨ましく感じる。
40mm相当の画角については、今回使った限りだと気になった目の前の小物を撮る場合に50mm相当に比べて下がらなくていいという意味で使いやすかった気がする。路地裏などを撮る場合は更に広い35mmやそれ以下が便利だと思うが、一部を切り取りたい場合との折衷として悪くないと感じた。
結局あまりレンズの特性が分かるような写真は撮らなかったが、太陽光の反射する水面などは数段絞らないといわゆるパープルフリンジが出るのは確認できた。上の写真は2段絞ってEVF上では消えたと思ったが、改めて見るとまだ若干残っている。開放でシャープに写るレンズでもないらしいので、そこは上手く使う必要があると思った。また、比較的コンパクトとはいえ以前の標準レンズよりは大きく、持ち運びが億劫にならないように考えないといけないかも知れない。今回はスナップ程度に撮ってみたが、このレンズの本領は開放付近でのボケだと思うので、次はそちらを重視した写真も撮ってみたいと思う。