最近似たような地域にしか行っていない気がするが、今回は山梨県は野辺山の国立天文台野辺山宇宙電波観測所に行ってきた。
この観測所へは以前一度来たことがあり、その時はそれなりに混雑していた記憶があるが、今回は天候や時期の都合か比較的のんびり見学することができた。なお、今回は望遠単焦点を多用してボケ等で遊んだ写真が多い。
まずはアンテナ直径10mのミリ波干渉計。パンフレットによれば6台のアンテナを用いて直径600m級のアンテナに相当する観測能力を得るとのこと。現在は運用を終了しているそうだ。
これはそのミリ波干渉計を用途に合わせて移動させるためのレール。
こちらは現役のアンテナ直径45mの電波望遠鏡。レンズの都合と全体が入る良い絵が撮れなかったのでアップで茶を濁す。
これはアンテナ直径80cmの電波ヘリオグラフ。太陽の画像を取得するためのアンテナ群なのだが場所によってアンテナ間の距離が異なり、密度の高い部分はなかなかすごいことになっている。
最後は太陽電波強度偏波計……なのだが、立ち入りできない位置だったのでこれだけ。
正直な所宇宙観測については詳しくなく、大きい/沢山のパラボラがすごい位の感想しか出てこないわけだが、国内でもこのようなアンテナ群が見られるだけでも魅力的な施設だろう。更に比較的近くに国内最大級の直径64mのパラボラアンテナを有する臼田宇宙空間観測所や、その後継となる直径54mアンテナを持つ美笹深宇宙探査用地上局もあるので併せて見学するのも面白いと思う。個人的にも美笹の方は行ったことがないので次回行ってみたい。
この後は野辺山周辺で撮った写真を置いておく。
望遠の単焦点だとトンボも撮影しやすい……と思いきや、早すぎて全然追えないという。ピント面が薄すぎたのも反省点。
花の写真はその場では漠然と撮影することが多いので、帰ってから目当ての場所にピントが来ていないことがよくある。とはいえその場所で粘って撮る派でもないので何とも。
山の方も紅葉には少し早かったようだ。